スイートなギターポップを鳴らすpronounのススメ


https://www.popgunpresents.com/artist-features/introducing-pronoun-a-million-other-things/
参照:Pop Gun Presents

冬になると不思議なもので、冬らしい音楽が聴きたくなる。

今回ご紹介するのは、心が温まるくらいベリースイートなシンセ・ギターポップを聴かせてくれるpronounである。

2016年にデビューEPをリリース

pronounは、ボストン出身ブルックリン在住のAlyse Vellturoのソロプロジェクトだ。

2016年に4曲収録のデビューEP「There’s no one new around you」をリリースしている。

この中に収録されている『Just Cuz You Can’t』のMVは、Julien Baker’sの『Sprained Ankle』のMVと同じSabyn Mayfieldが監督した。

仕事が終わると毎晩ビール6本入りパックを購入して帰宅し、エレキギターと共に小さなPCに向かい合い楽曲制作に励んでいたという。

楽曲の骨組みができると、裏庭でタバコを吸いながら歌詞を書き、録音した。全ての曲の歌詞は約3分で書いたというから驚きだ。

ガーリーな見た目とは裏腹、自称「Emo Kid」

彼女はガーリーなルックスとは裏腹に、自分のことを「Emo Kid」と呼んだ。

最近ではChance the Rapperのライブに行き、その情熱とエネルギーに心を動かされたという。これからも一人で自分の音楽を作り続けていくという彼女に、音楽に対する深い愛情を感じた。

Day WaveやPains Of Being Pure At Heartファンには是非おすすめしたい。

また、この季節にぴったりな『Last Christmas』のカバーも、Wham!の原作に忠実でありながら、pronounらしくエモい仕上がりになっているので必聴だ。


フィラデルフィアのVita and the Woolfに注目


昨年USA TODAYが発表したM83のツアーバスプレイリストを聴いていて、気になるバンドを見つけた。

https://www.facebook.com/vitaandthewoolf/
出典:Vita and the Woolf Facebook

フィラディルフィアを拠点に活動するVita and the Woolfは、Vo.のJennifer Pagueを中心にAdam Shumski(Dr.)、Dane Galloway(Gt.)の3人で活動している。

まずは、6月にリリースされたばかりの「Tunnels」から、リード曲である『Sun Drop』を聴いてみてほしい。

Vita and the Woolfは、1920年代に脚光を浴びたイギリスの女性作家であるヴィタ・サックヴィル=ウエストと、同じく小説家のヴァージニア・ウルフのプラトニックな同性愛からインスピレーションを得て2012年に結成された。

力強くも幽玄にゆらめくJennifer Pagueの歌声はFlorence + The Machineをも彷彿とさせ、時に畏怖すら感じさせる。

今年は、「Tunnels」リリース、Savannah Stopover festivalへの出演や、Clap Your Hands Say Yeahとのツアーなど、とても忙しかったようだ。

すでに来年のSXSWへの出演も決まっているVita and the Woolf。2018年の活躍と、新たなプロジェクトに注目したい。